レベル1 ★★★

「生命保険の罠」がベストセラーになった後田さんとコモンズ投信の会長である渋澤さんの共著です。生命保険のプロと投資信託のプロによる失敗しない商品の選び方について書かれています。

後田さんのパートでは、「保険の営業では次の商談についてくれる人を探し続ける」、「保険の営業は1300人厳選採用しても辞める人も多いので3人しか増えていない」など衝撃的な内容に驚きました。常に新規のお客様を探し続け、プレッシャーで辞める人も多く、焼畑的な営業になってしまっている保険業界の様子がよく分かりました。「個人変額年金は手数料が高いので確定拠出年金の方がオススメ」など実践的なアドバイスや、後田さんのオススメの商品名など参考になります。

渋澤さんのパートでは、新商品がどんどんと入れ替わり、投信の寿命が短く、長期投資の手段として利用できる商品が少ない日本の現状について指摘しています。販売金融機関が、販売手数料を稼ぐために、回転売買を勧めていることが一番の問題ですが、よく分からずそれに乗っかる個人投資家にも問題があるでしょう。特に退職金を手にして、「今一番人気の投信です」とセールストークをうけている方、購入する前にこの本を読むことをお勧めします。