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ギルトグループは、バレンティノ、ダイアンフォンファステンバーグなど有名ブランドのオンラインセールを手がける米国の企業で、立ち上げて3年半で企業価値が10億ドル、会員数は500万人以上に拡大しました。日本には2009年に進出し、山本モナさんを使ったプロモーションを展開し、私もその当時に会員になった1人です。

ハーバード大学と同じくMBAで同級生だったアレクシスとアレクサンドラが営業と経営を担当し、エンジニアのマイクとフォンがサイト作成/運営し、複数のスタートアップを成功に導いた経験をもつケビンが統括をし、5人の共同経営者が非常にバランスがとれていてうまくチームとして機能をしているところが素晴らしいと思いました。ギルトグループの成功例は、ハーバード大のケーススタディにも使われているようです。

ファッションに携わる仕事がしたいという夢からオンラインセールというアイデアを考え、そのアイデアから4ヵ月でサービスを開始するというスピード感に読んでいて興奮しました。3年半でどう企業を大きくしていくか、その様子が失敗も包み隠さず生き生きと描かれてます。好きを仕事にすれば頑張れること、最高の仲間と努力し続ければ成功ができることというメッセージを著者たちが体現しているので納得感がありました。

米国のエンジェル投資家は、初期段階の投資では、創業チームの人物像やチーム内の人間関係を見て投資を判断することが多いこと、口コミで会員数を増やしていくバイラルマーケティングのしかたなど、彼女たちのユニークな手法が参考になります。アレクシスは2児の母、アレクサンドラは1児の母で、今後子供を育てながらどう会社を大きくしていくのか楽しみです。