レベル3 ★★

副題に「東大卒ポーカー王者が教える」とありますが、著者は日本人で初めてWSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)で世界王者となった人物です。米国でのプロポーカーの人気はすさまじく、WSOPのメインイベントで優勝すると10億円近い賞金が得られます。著者も、WSOPのメインイベントではないですがサブイベントに勝ったことで5,000万円近くの賞金を手に入れました。

ヘッジファンドや投資銀行で働くトレーダーの中でも、確率思考と強い精神力が必要で、かつ運にも左右されるという資産運用と近いゲームの性質から、プロレベルのポーカーの腕前を誇る人は数多くいます。

ポーカーのゲームとしての分析や確率思考についての専門手金考え方を期待して手に取ったのですが、あまりそうした記述はなくどちらかというとプロポーカープレーヤーとして活躍する中で身に着けた基本的な思考スタイルが中心でした。

金融の世界のプロとして身に着けなければならないモノが中心でしたが、広く一般の人にとっては参考になるポイントも多いと思います。資産運用で成功するには合理的な思考と、それを継続して実践する精神力が欠かせません。いつも結果に一喜一憂して余計な行動をとってしまうという人は、本書から基本的な思考スタイルをおさらいしてみてください。