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米国を代表する起業家にしてベンチャー投資家であるピーター・ティール氏が始めた、20歳以下の若者が大学には進学せずに起業の道を選ぶのであれば、10万ドル(約1,100万円)を提供するというプログラムの参加者に焦点をあてたノンフィクションです。

このティール・フェローシップというプログラムは米国で大きな話題を呼びましたが、その後の経過については知らなかったので、本書を手に取りました。結論から言うと、何名か成功者は出ているものの参加者の多くは苦戦していて、一部はフェローシップ参加後に改めて大学に進学しなおしたということです。

ただ、ティール・フェローシップもその在り方を軌道修正していて、今では若者中心を対象にしたベンチャーキャピタルよりさらに創業期の企業にフォーカスをあてたスターターに変貌してきていて、この分野で著名なYコンビネーターや500スタートアップと似た組織となっているようです。本書ではティール・フェローシップだけでなく、こうしたスターターを始めシリコンバレーの若手起業家がどのようなノリで、ビジネスに取り組んでいるのか詳しく紹介されています。

やや対象があちこちに飛んで散漫な印象も持ちますが、シリコンバレーでの起業活動に関心がある人は読んで損がない本です。