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アマゾンの日本法人の立ち上げにかかわり、その後も10年以上にわたってアマゾンで様々なタスクを手掛けた著者が、現在世界で最も成長ポテンシャルが高いとみなされている企業アマゾンの社内プロセスのどこが優れているのか解説しています。

現在、米国で初となる時価総額1兆ドル(約110兆円)を達成する企業はどこかということが話題になっています。候補としてはアップル・アルファベット(グーグルの親会社)・マイクロソフトがあげられていますが、現在世界最大の時価総額を誇るアップルと並んで最も可能性が高いと見られているのがアマゾンです。

その期待の源泉は、アマゾンの世界で最も優れているとされるキャッシュフローコントロール力で、利益が上がらないように限界ぎりぎりまで投資を行う経営スタイルで知られています。本書ではその潤沢なキャッシュフローを支える投資効率の高さ、意思決定の迅速さなどアマゾンの強みがどのような社内ルールにより生み出されているのか分かりやすく解説されています。

もちろん、全てがアマゾン独自のルールというわけではなく、外資系企業で働いた経験がある人であれば見知っているルールもありますが、ルール設定だけでなく徹底して実行させる点でもアマゾンは優れているのでしょう。その実行力を産み出している創業者ジェフ・ベゾスにも関心がより湧く内容でした。