まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか

レベル3 ★★★

「ブラック・スワン」が大ベストセラーとなった著者が、「ブラック・スワン」の前に書いた作品です。個人的には、同じ内容の繰り返しが多い「ブラック・スワン」より、こちらの方が楽しめました。

著者の主張は、両書とも共通しています。人は株式市場において、経済学が想定しているように合理的ではなく、感情で動くので、値動きは正規分布ではなく、ベキ分布に従うということです。

もう少し分かりやすく言うと、正規分布では何十億年に1回しか起きないとされている異常値=ブラック・スワン(株式市場では大暴落や超高騰)が、ベキ分布でははるかに頻繁に10年に1度程度起きるという違いがあります。

どちらが正しいかは、ノーベル経済学賞の受賞者マイロン・ショールズのファンドが、ロシア危機に続いてサブプライム危機においても破たんしているのに対して、著者のファンドは大暴落の度に巨額のリターンをあげていることからも明らかです。

著者はヘッジファンドを所有しながら、応用数学の研究所も運営しています。経済的豊かさと知的満足度を両立する、最高にあこがれる生活です。この余裕ある生活から、「まぐれ」のような面白い本が生まれるのでしょう。

S&S investmentsのSNS フォローお願いします
HP:  https://ssinvestments.co.jp
FB :   https://www.facebook.com/ssinvest25
Twitter :   https://twitter.com/ssinvest25
note:   https://note.com/ssinvest
投資Blog :   https://ssinvest.jp/