KLの不動産視察旅行の様子

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2013年 10月号 [雑誌]
やっぱり海外で暮らしてみたい
そんなあなたへの「海外移住」完全ガイド

通常の連載「シンガポール起業日記」に加えて、KLの不動産視察旅行も担当させて頂いた、クーリエ・ジャポンの最新号ですが、通常の号の3割増しのペースで売れているようです。30‐40代のリアルな生活ぶりが主要都市別に紹介されているのでオススメです。

クーリエのブログにも、その時の様子の記事がありました。 http://courrier.jp/blog/?p=15664

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「生きる力」のつくお金の本

東大を卒業して20代で考えておきたかった 「生きる力」のつくお金の本

レベル1 ★★★

ミス東大で、現在はタレントとして活躍する加藤ゆりさんによる若者向けのお金の本です。本書の内容について私もアドバイスをさせて頂いており、あとがきも担当しています。

内容は、貯金・年金・保険に始まり、住宅の選び方から投資まで、お金にまつわる幅広いトピックをカバーしています。この本を作るにあたって、私の「20代で知っておきたいお金のこと」(中経出版)の内容を中心として、加藤さんにレクチャーを依頼されたのですが、非常にまじめに色々と質問を頂いて3時間以上の長い時間になりました。

彼女は私よりも10歳近く若いのですが、私たち以上に若い世代はお金についての危機意識を持っていると、その時の対談を通じて強く感じました。妻がシンガポール中心の生活となる中、セミナーや執筆を通じて私がリーチできる人はどうしても男性中心となりますから、本書が若い女性がお金について真剣に考えるきっかけとなればいいなと思います。

私自身は、お金のベーシックな内容については、上記の1冊目の本とダイヤモンドからの「29歳貯金ゼロ!年収300万!このままで~」で書きたいことはほぼ全てカバーできましたので、新たに本を出すことは考えていませんが、今回のように良い書き手と巡り合えばアドバイスをしていきたいと思います。

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ビッグデータの正体

ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える

★★★

直近、メディアで急速に目にするようになった「ビッグデータ」というフレーズですが、本書ではその思想的背景から丁寧に説明しています。

これまでは技術的な制約のため、データ全体から一部を偏らないように抽出することが一般的な統計分析のやり方でしたが、大量の情報をそのまま全て分析することがビッグデータの本質のようです。インターネットの普及、そして直近ではSNSの普及により人類が利用可能なデータ量は飛躍的に増えました。しかし、データ量の増加以上に、プロセッサーやメモリなど情報機器の性能が向上したため、以前のようにデータを適当なサイズにまで抽出により減らす必要がなくなり、膨大なデータをそのまま分析できるようになりました。

また、分析手法にも大きな変化が生まれました。以前であれば、検証したい仮説があらかじめあって、それを検証するために適切な分析対象を選び、一部に絞って情報を抽出し、仮説を検証するという手順で分析が進められましたが、情報処理能力が爆発的に上昇したことで、力技でありとあらゆる事象の相関を調べることが可能になりました。つまり、何も仮説がなくとも、膨大なデータを分析することで、誰も考えもしなかった2つの事象に相関があることを見つけるという分析が主流になってきています。

本書では、このビッグデータ時代の、データ全体を対象として力技でありとあらゆる分析を行うという手法の威力が、グーグルやアマゾン、ウォルマートなどビジネスにおける具体例とともに分かりやすく説明されています。

著者は、2人ともハーバード大学のケネディスクールに在籍していたことがあり、政治学分野で活躍していていた人物なので、ビッグデータ時代のプライバシーやビジネスシーンにおいて必要な規制などにも目配りされた内容となっています。

ITにおける新しいタームの通例として、ビッグデータも言葉ばかりが先行している印象がありますが、その実態をバランスよく把握するのに最適な入門書だと思います。

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ぼくとビル・ゲイツとマイクロソフト

ぼくとビル・ゲイツとマイクロソフト アイデア・マンの軌跡と夢

★★★★

本書の原題は”Idea Man”ですが、日本では著者のポール・アレンの知名度が高くない為に全く異なったものとなっています。原題と日本語のタイトルが大幅に異なるときは、違和感があるものも多くありますが本書のタイトルは内容をよく表していて秀逸です。

ポール・アレンはビル・ゲイツと共に大学生の時にマイクロソフトを創業し、ミニコン向けの言語の開発からIBM PC向けのOSの開発まで、マイクロソフトが世界的な企業へと飛躍していく礎を、ビル・ゲイツと共に築きました。

本書の前半はポール・アレンの生い立ちとマイクロソフト時代について割かれています。彼が世界的企業を創業できた要因として、中学時代から当時まだ珍しかったコンピュータを使える環境にあったことと、同級生に極めて優秀なプログラマーにしてビジネスマンであるビル・ゲイツがいたことが大きかったことが良く分かります。子供時代を過ごす環境の大切さを再認識しました。

彼は30歳を前にして大病をしたことで、マイクロソフトでのビジネスを続けることに疑問を持ち始め、超負けず嫌いで激しい性格のビル・ゲイツとの確執も深刻化したことでマイクロソフトを退職します。ただ、マイクロソフトの20%以上の株式を持ち続けたことで世界的な大富豪となり、NBA・NFLチームのオーナーとなったり、90年代に高速通信システムの構築を目指すベンチャーに投資したりと様々なことに私財を投じます。

本書の後半は、こうした現代の大富豪が成し遂げられる道楽大全集の様相となっていて、上記以外にも世界屈指の脳研究所を設立したり、同じく世界屈指の大きさのヨットを建造して世界中を旅したりと、アメリカンドリームをそのまま1人の人生にまとめたようなエピソードの連続です。

直近に再び大病に罹ってしまったときにビル・ゲイツが頻繁にアレンの下を訪れるというシーンには、ゲイツの悪の帝王というイメージが少し変わりました。アレンは様々なことに私財を投じていますが、最も資金を使っているのは自分が生まれ育ったシアトル近郊のコミュニティへの寄付です。米国社会は成功者をヒーローとして素直に称賛して、社会全体を豊かにする振る舞いへと自然に導いていることはやはり素晴らしいと感じました。

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シリコンバレー流 世界最先端の働き方

シリコンバレー流 世界最先端の働き方

★★★

シリコンバレー最大級のベンチャーキャピタルで10年以上に渡って活躍してきた著者による起業論です。タイトルには世界最先端の働き方とありますが、仕事術といったテクニック論ではなく、シリコンバレーの起業家はどのような意識で起業し、成功した人物が持っている心構えについて、メッセージ性にあふれた英語のフレーズと共に解説されています。

シリコンバレーについてのレポートは日本でもよく目にするようになってきましたが、現地の一線で活躍する日本人によるものはほとんどありません。本書は現地の雰囲気が臨場感ある形で解説されていて、ベンチャーキャピタリストやスタンドード大学などで働く教育人など、起業家を取り巻く多様な人々による生態系によって、無数のベンチャー企業が次々と生み出され、そこから爆発的な成功例が出てきていることがよく分かりました。

著者は、日本経済の活性化には起業精神が不可欠であると考えています。そして、この起業精神はMBAなど高等教育だけではなく、米国では子供のころから自然と育まれることも伝わってきています。彼らにとっては当たり前であろうこうした環境は、米国人の起業家の著書を読んでも説明されませんが、スタンフォード大学のMBAで学び卒業後も家族と長くシリコンバレーで暮らす日本人の著者からの指摘は示唆に富んでいます。

本書の内容は既に起業している私にとって勇気づけられるメッセージが満載でした。起業に関心がある人はぜひ本書を手にとって、一歩踏み出すきっかけとしてもらいたいと思います。

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ザ・ロスチャイルド

ザ・ロスチャイルド

★★

歴史上で最も有名な富豪一族ロスチャイルド家を、ヨーロッパ全域に影響力を持つところまで押し上げた立役者ネイサン・ロスチャイルドと、同時代の英雄ナポレオン・ボナパルトが主役の小説です。

フランクフルトに住居を置いていたネイサンの父親、マイヤー・アムシェルはドイツの諸侯と結びつき当時多くが不遇であったユダヤ人として異例の成功をおさめますが、その成功を世界的大富豪の地位にまで高めたのは、3男ネイサンを中心としたマイヤー・アムシェルの5人の息子たちです。

この小説では、ネイサンが個人的復讐心をナポレオンに対して頂いていて、思いを果たすためにロンドンで事業家として成功し、英国政府と連携するところまでに登りつめていくという流れで進んでいきます。あまりに、劇的なストーリーは作りこみが過ぎるように感じましたが、ワーテルローの戦いで破産の危機に瀕したネイサンが一世一代の大勝負で巨万の富を得るシーンなどは、現代にも通じる迫力があります。

グローバルの金融界において枢要なポジションの多くを占めているユダヤ人たちの金融についての圧倒的なスキルと抜け目のなさがどのように培われてきたかについても想像力を刺激してくれます。歴史と金融の両方が好きな人は手にとることをオススメする一冊です。

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ダイヤモンド連載第15回目

現地法人社長夫妻が見た!なぜシンガポールには世界の超富裕層が集まるのか?

ダイヤモンド連載第15回目 なぜM&Aのプロは日本だけでなくシンガポールでも活躍しているのか?
こちらから

ダイヤモンド連載第14回目 3年で1.5倍になったマレーシア巨大都市の物件価格日本人起業家が予測する今後の価格と注意点は?
こちらから

ダイヤモンド連載第12回目 マレーシアに2030年完成予定 巨大都市開発計画に賭ける日本人起業家
こちらから

ダイヤモンド連載第11回目 ベンチャービジネスをやるなら「シンガポール人より香港人」のワケこちらから

ダイヤモンド連載第10回目  海外ベンチャーにハプニングはつきものだが、本気でやればなんとかなる!
こちらから

ダイヤモンド連載第9回目  日本企業のシンガポールへの進出が日本の利益につながる理由
こちらから

ダイヤモンド連載第8回目  なぜ急成長を遂げる日本のIT企業はシンガポール進出を決めたのか?
こちらから

ダイヤモンド連載第7回目  20億円の自宅でも安い!?シンガポールの驚きの住宅&教育事情
こちらから

ダイヤモンド連載第6回目  日本人のお金持ちYさんがシンガポール移住を決意した3つの理由
こちらから

ダイヤモンド連載第5回目  毎年数千人の日本の富裕層がシンガポール移住を検討するワケ
こちらから

ダイヤモンド連載第4回目  ジム・ロジャーズを始め、シンガポールに移住している著名人の数々を紹介!
こちらから

ダイヤモンド連載第3回目  世界のお金持ちや起業家をひきつけるシンガポールの魅力とは?(3)低い法人税と起業家への優遇制度
こちらから

ダイヤモンド連載第2回目  世界のお金持ちや起業家をひきつけるシンガポールの魅力とは?(2)税金の低さと利益を生み出す国家ファンド
こちらから

ダイヤモンド連載第1回目  記念すべき第一回は、世界のお金持ちや起業家をひきつける  シンガポールの魅力とは?(1)
こちらから
毎週水曜日に掲載予定なので、どうぞお楽しみに。

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スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズ(1)

★★★

世界中でベストセラーとなり、日本でもミリオンセラーとなったスティーブ・ジョブズのウォルター・アイザックソンによる伝記を、「テルマエ・ロマエ」で一躍人気漫画家となったヤマザキマリさんが漫画化した作品です。

まだ1巻しかコミックになっていませんが、テルマエ・ロマエで発揮されたユーモアあふれる作風が活かされて、ジョブズとウォズニアックというアップルを創業した2人のスティーブの人物像がみずみずしく描かれています。

上記の伝記を、私は英語版で読むことにチャレンジしていますが、仕事でまとまった時間が取れない中、600ページの内3分の1ほどしか読み進められていません。購入してから1年以上経つのにこのペースではいつ読み終えられるか分かりませんが、コミックスと合わせて読み進めていきたいと考えています。

「ローマ人の物語」を書いた塩野七生さんは、ローマ皇帝を現代の世界にあてはめると最も近い存在は多国籍企業のCEOであると書いていましたが、ローマ時代と現代を風呂場でタイムトリップする作品が人気となったヤマザキさんが、自作に現代を代表する企業の創業者を選んだことは塩野さんの考えを裏付けるものかもしれません。

日本の漫画のテーマの幅広さは世界に類をみないものです。まだ1巻しか発行されていないので作品全体の評価は難しいですが、稀代の起業家の人生を手軽に漫画で読めることは有難いことです。映画が大ヒットしながらわずか6巻でテルマエ・ロマエを完結させたヤマザキさんであれば冗長となる心配もないでしょうし、続きの巻を待ち遠しく感じています。

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TEDトーク 世界最高のプレゼン術

TEDトーク 世界最高のプレゼン術

★★★

TEDはアメリカのカリフォルニアに本拠地を置くNPOで、サイエンス・エンターテイメント・デザインなどの分野において優れた業績を残している人物による15分程度の講演動画をオンライン上で発信しています。年1回はTEDカンファレンスと呼ばれるイベントを開催し、100万円近い参加費にも関わらず、世界から著名人が旬の人物の講演を聞きに集まってくることでも知られています。

TEDの講演は英語で行われているので、優れたプレゼンテーションを聞きながら刺激的に英語を学べるので私も以前から愛用しています。最近では、日本語の字幕も多くの動画につけられているので、英語が苦手な人でも関心がある分野の最新情報を楽しく学べます。

本書はそのTEDで発信されている講演動画の中から特に多くのアクセスを集める人気の動画を教材として、優れたプレゼンに必要な要素を具体的に解説しています。こうしたプレゼン術についての本は、あるべき論ばかりで実践性に乏しいモノも多いですが、本書は具体的な動画を元に解説してくれるので納得しながら読み進めることができました。

本書で私が学んだ最大のポイントは、プレゼンターはガイドとしての役割に徹した方がよく、ヒーローになろうとしてはいけないということです。多くの人の前で話すときは、参加者にプレゼンターが凄いと思わせるのではなく、感情移入しやすいようなストーリーを早めに展開して、プレゼンテーマについて共に深く知っていくという姿勢が大切ということです。本書のポイントを抑えれば、TEDのプレゼンターのような傑出した人でなくてもだれでも人前で話すスキルをアップさせられるでしょう。

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(株)貧困大国アメリカ

(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)

★★

貧困大国アメリカシリーズの3作目にして完結編です。このシリーズは3作とも読みましたが、米国に長く暮らす著者が描き出す、米国の格差拡大と貧困層の困窮ぶりがこれでもかと本書でも豊富な例とともに突き付けられます。

ただ、シリーズ3部作の中で本書は最も評価が低くなっています。テーマが食品についてのものに偏っている上に、数値や企業の事業内容に間違いも多く見られました。また、何よりこれまでの2作以上に、1%対99%の対立構造を強調した上で一方的に1%の富裕層や企業側を責める姿勢に終始することに少し辟易させられました。

確かに、本書で描かれるように米国ではありとあらゆる分野に民営化の流れが浸透し、デメリットも目立ってきています。しかし、米国や欧州、そして日本など多くの先進国は人口構成の変化とグローバルのパワーバランスの変化による深刻な財政悪化に悩み、従来の手厚い社会保障を維持できなくなっていることも事実です。

デメリットのみを強調して民営化の流れを批判することは建設的な態度とは言えませんし、本書で期待を寄せる99%による社会変革も、オキュパイ・ウォールストリートなど一時的なブームに終わり、現時点ではほとんど影響力を持っていません。

社会福祉について最もラディカルな態度の国民が多く、本書の内容は社会主義的と頭から受け付けない人が多い米国ではこのような主張が、少なくとも今後数十年は主流となることはないでしょう。本書でこのシリーズは完結したようですから、より弱者への共感が強い日本について同様の著作を書いた方がはるかに影響力を持つのではないでしょうか。

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Like a Virgin

ライク・ア・ヴァージン   ビジネススクールでは教えてくれない成功哲学

★★★

レコード店の経営から始まり、総合小売店や航空会社、最近では銀行や宇宙旅行まで、業種の壁を越えて成長するヴァージン・グループの創業者リチャード・ブランソンの人生哲学が、短いコラムの連続で歯切れよく展開されています。

著者の名はその破天荒な行動で広く世界に知られていますが、英国以外の人はあまりヴァージン・グループについてよく知らないのではないでしょうか。私自身、個人的に関心がある宇宙旅行の企画会社をブランソンが創業したことで関心を持つようになりましたが、ヴァージンの多岐にわたるサービスを利用したことはありません。

その理由は、ブランソンが市場を支配するような立場を目指さず、主要業者が模倣することが難しい、ニッチなニーズをとらえた機動的なサービス展開を、どの業種でも心がけているからでしょう。ブランソンはこれまで成功したもの、失敗したものを含めて何十という業種で様々なビジネスを仕掛けていますが、常にその動機は自分が手がけたいもの、ビジネスをしていて楽しいものだけに絞っています。

起業家の多くは1つの会社を成功させると、豊富な経営体力を元に類似した業種のみに事業を拡大していく人や、もしくは自分が起業した会社をエグジットさせて得た資金を元にエンジェル投資家に転身する人がほとんどですが、ブランソンは常に自分が関心を持った分野で勝負を仕掛ける起業家であり続けています。

彼の人生の指針が一つにつき3~4ページで分かりやすく、豊富な事例と共に紹介されていますから、忙しい起業家やビジネスマンが少しずつ読むのに適しています。少し心が疲れた時に読むと、ブランソンの底なしのエネルギーと明るさが背中を押してくれるでしょう。

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GILT

GILT(ギルト)――ITとファッションで世界を変える私たちの起業ストーリー

 

★★★

ギルトグループは、バレンティノ、ダイアンフォンファステンバーグなど有名ブランドのオンラインセールを手がける米国の企業で、立ち上げて3年半で企業価値が10億ドル、会員数は500万人以上に拡大しました。日本には2009年に進出し、山本モナさんを使ったプロモーションを展開し、私もその当時に会員になった1人です。

ハーバード大学と同じくMBAで同級生だったアレクシスとアレクサンドラが営業と経営を担当し、エンジニアのマイクとフォンがサイト作成/運営し、複数のスタートアップを成功に導いた経験をもつケビンが統括をし、5人の共同経営者が非常にバランスがとれていてうまくチームとして機能をしているところが素晴らしいと思いました。ギルトグループの成功例は、ハーバード大のケーススタディにも使われているようです。

ファッションに携わる仕事がしたいという夢からオンラインセールというアイデアを考え、そのアイデアから4ヵ月でサービスを開始するというスピード感に読んでいて興奮しました。3年半でどう企業を大きくしていくか、その様子が失敗も包み隠さず生き生きと描かれてます。好きを仕事にすれば頑張れること、最高の仲間と努力し続ければ成功ができることというメッセージを著者たちが体現しているので納得感がありました。

米国のエンジェル投資家は、初期段階の投資では、創業チームの人物像やチーム内の人間関係を見て投資を判断することが多いこと、口コミで会員数を増やしていくバイラルマーケティングのしかたなど、彼女たちのユニークな手法が参考になります。アレクシスは2児の母、アレクサンドラは1児の母で、今後子供を育てながらどう会社を大きくしていくのか楽しみです。

 

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